その三、エクセリスという世界について


1.エクセリスって、こんなところ

ここでは、冒険の舞台となる世界、エクセリスについてお話していきます。
エクセリスは、他の世界と完全に隔離されたところに存在する大陸です。
そこは、魔法という特殊な技術が発達し、人間以外の種族も暮らしている中世ヨーロッパ風の世界です。
しかし、基本は現実世界と何も変わらず、お腹も空きますし、人間は空も飛べません。
リアリティは軽視しないようにお願いします。
ただし、エンターテイメントとして、中世ヨーロッパに存在せず現代に存在するものを登場させることに関してはOKとします。

エクセリスには、小さな村や集落は各地に存在しますが、大きな都市はカリアしか存在せず、国といった概念も存在しません。
そのおかげで、現在は、大きな戦争も起こっていません。


2.エクセリスのお金や時間

エクセリス内の時間、日、月、年は、日本の標準時間と同じです。昼や夜、四季も同じように訪れます。
唯一違うのは、暦だけです。この世界では、西暦ではなく、中央暦を使います。
西暦2000年=中央暦2000年です。
お金は、金貨一枚=銀貨五枚=銅貨百枚です。銅貨一枚が現実世界でいう百円相当に当たります。
お金の単位は特にありません。金貨や銅貨という表現を使ってください。


3.エクセリスに暮らす種族

都市カリアに暮らしている大部分は、人間です。
しかし、カリア周辺には、いろいろな種族が暮らしている小さな村があり、時折カリアにも顔を出します。
ただ、全種族が友好的というわけではなく、そこからいろいろな問題が生じたりもしています。

これが各種族の特徴です。もちろん、例外もいます。
人間→最もポピュラー。他の種族に対して排斥派と友好派の二つに大きく分かれる。
エルフ→温和な性格で、平和をこよなく愛する種族。人間よりも寿命が長い。全ての種族に対して、友好的。
ドワーフ→血気盛んで力持ち。人間以外の種族に対して、友好的。
有翼人→背中に翼があり、空が飛べる。有翼人の血は若返りの薬であるというデマのせいで、都市内にはほとんどいない。それ故、他の全ての種族を恐れる。
ハーフエルフ→人間とエルフの間に産まれたので、どちらの特徴も併せ持つ。
ハーフドワーフ→人間とドワーフの間に産まれたので、どちらの特徴も併せ持つ。
ドール→魔力により自由に意思を持つことができるようになった動く人形。思想は、作った者のものに大きく影響される。
魔族→人間及び他の全ての種族の敵。殺戮と破壊が本能に植え付けられている。


4.魔法

この世界には、魔法というものが存在します。
それについての簡単な説明です。
この世界には、人の数だけ魔法が存在すると言われるぐらいたくさんの種類の魔法があります。
炎を出したり、瞬間移動したり、本当に様々です。
そして、魔法を使う際には、まず必ず呪文を唱えなければなりません。
基本的に、魔法は体内エネルギーを変換して使っているので、無限の力ではありません。
実際に魔法を使用するときは、「こんな時にはどうするの」の「魔法が使いたい」をご参照ください


5.都市カリアにあるギルド

カリアには、王が存在しません。
それゆえ、カリアの秩序と平和を守るために、さまざまなギルドができました。
ここに紹介するのは、その主たるものです。

・聖騎士団
カリアの中で一、二を争うほどの規模をもつギルド。
その主な活動は、都市を魔物から守ることと、犯罪の取り締まり。
彼らの功績によって、街の平和が守られていると言っても過言ではありません。

マリシエル教団
マリシエル教の信仰と布教が主な活動のギルドです。
種族や貧富の差に関係なく、教会で祈りを捧げることによって、誰でも神により救われるというシンプルな教えから、カリアでは最もポピュラーな宗教となっています。

・闇の派閥
裏世界で、最も大きな勢力、それが闇の派閥です。
主な活動は、裏世界の秩序を守ること。
悪党の暴走を防ぐ働きもしているので、無くてはならない存在となっています。



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